視力回復

飛蚊症について

蚊のような黒い小さなものが目の前を飛んでいるように見えることから飛蚊症といわれています。
スス、糸クズ、水玉、湯けむりといったような形であることもあり、色も黒いものから淡白く不透明なものまでいろいろなものがあるようです。
また白い壁や青空を見たときによく見えたりします。
これは硝子体中に濁りがあり、その影が網膜上に映ったものです。
ちょうど硝子体を映画舘にたとえますと,映写機に近いうしろの人がタバコの煙を出すとそれがスクリーンに映し出されるのと同じ理由です。
通常目を動かすとそれにつれて動いてきます。
飛蚊症は加齢とともに起きる目の変化の一つで、10歳以上のだれにでも起きる可能性があるものですからこの症状のほとんどの場合はとくに心配することはないのですが、突然数が増えたり大きくなったりした場合は網膜剥離などを疑い、詳しく検査する必要があります。
硝子体は加齢とともに液化部分が増加し14歳〜18歳では20%、80歳〜90歳では50%が液化します。
この液化によって硝子体内に線維が増加したり、硝子体とくっついている網膜との間に水分が入り込んだりすると飛蚊症が起きやすくなるといわれています。

網膜剥離について

網膜が網膜色素上皮から分離し、網膜の下に水がたまる病気で、裂孔原性網膜剥離と非裂孔原性網膜剥離に分けられますが、普通は網膜剥離といえば裂孔原性網膜剥離を指します。
これは網膜裂孔が起こりやすい場所を元々もっている人に起こり、網膜剥離に至ります。
前状態のなかで最も多いのは格子状変性と呼ばれるもので、そこから網膜の下に水が入って起こる病気で、毎年1万人に1人くらいの割合で起こると考えられています。
剥離した網膜は徐々に機能を失っていくので、放置すれば失明に至る病気で以前は恐ろしい病気というイメージもありましたが、最近では手術でほとんど治るようになっています。
網膜裂孔には2つの代表的なでき方があります。
最も多いのは後部硝子体剥離に伴ってできる馬蹄形裂孔で、中年以降で多く見られます。
若年者では、格子状変性内にできる円孔が最も多く見られるタイプです。
この両者で網膜剥離の大部分が占められています。
そのほかにも、若年者ではアトピー性皮膚炎、家族性硝子体網膜症高齢者では強度近視に伴う黄斑円孔など、それぞれに特徴的な裂孔のでき方があります。
男性では眼打撲などの外傷によるものもめずらしくありません。